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大学への進学が決定した方、おめでとうございます!
そろそろ、大学が決まって入学に向けて準備を始める方も増えてきているのではないでしょうか?
今回は経済学部へ進学が決まったけれど、いまいち何を勉強するのかが分からない、事前に勉強した方が良いことはあるのか、などの疑問に答えていけたらなと思います!
僕は一橋大学大学院の経済学研究科で行動経済学について研究していました。経済学の面白さ、社会での有用性を広げるため、当ブログを開設しました。
このブログ(Economix)では経済学と大好きなガジェットを中心に情報発信しています。
そもそも経済学とは
本題に入る前に、そもそも経済学とは何であるのかについて軽く確認しておきましょう。
ここを理解すると、必要な知識について理解してもらいやすいと思います。
経済学はよく「お金について勉強する」「お金儲けに役立つ」と勘違いされがちです。
これらに関わってはいますが、経済学の本質ではありません。
経済学は「お金の流れを理解する」学問なのです。
例えば、ある人がいてお給料を毎月もらうとします。
そして、お給料の一部を税金として納めて残り(可処分所得)を自分の好きなように使います。
さらに、残ったお金は銀行に預金したり、人によっては株などに投資をします。
このお金の「使い方」をどのようにすれば、その人の満足感がどれだけ高くなるのかを理解していく、それが経済学です。
一方で、モノやサービスを買うためにお金を使えば、企業がお金を得ます。
この時、企業がどのような材料・人件費にすれば良いのか、どの価格でどれくらい売れば良いのかも「企業にとってのお金の使い方」になってきます。
こうした個人や企業のお金の流れ、それら全てが経済学の範囲になってきます。
これらにまつわるもの全てが経済学です。
そのため、経済学は実に幅が広く奥深い分野であり、大学で学ぶ中で自身の興味が向く分野を見つけて頂ければと思います。
経済学の概要や、細かな分野の例は他の記事でも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!
準備したいこと
では、こうした経済学の勉強を進めるにあたって、どのような知識が必要となってくるのでしょうか。
数学
いきなり重たい内容かもしれませんが、経済学は「数学が必須」です。
上記で見てきたように、経済学ではお金の流れを捉えていきます。
最初の頃は単純に「収入が増えると自由に使えるお金が増えるね」といった文章のみで説明がされる授業が多いのではと思います。
しかし、お金の流れをある程度正確に測るためには、数式を使ったモデルが必要となるのです。
理論系の経済学ではこの数式の探究が目的であり、計量経済学はその数式を統計的に裏付ける作業となります。
そのため、経済学では数学の知識が必須となるのです。
経済学は文系科目に分類されることもあり、数学をあまり勉強せず入学に至った人もいるかもしれません。
しかし、少なくとも高校でいうⅡB程度の知識はあった方が良いです。
そういう人に向けて、様々な経済学向け数学書が出版されています。
もし、勉強しないとまずそう、経済学をちゃんと学びたいという人がいれば参考にしてください!
以下は、個人的に良いなと思っている経済学徒向け入門数学書です。
比例など基礎知識から、微積分などの知識まで幅広く扱っています。また、問題文も経済学の問題に沿っているので、先どりにもなります。
自信がない章・知らない知識の章から学ぶなどでも良いかなと思います!
更に入門向けのものも出ているようです。
本当に数学に自信がない方はこちらから学び始めるのが良いかもしれません。
新聞
実際に学部に入って理論ばかりを学んでいても、社会との繋がりをあまり意識せずに学ぶ可能性が高くなってしまいます。
実際、僕も実社会に対する経済学の知識の反映に苦手な部分がありました。
しかし、経済学は社会全体の「お金の流れ」を扱う学問です。
新聞などによって社会情勢についての知見を広めることは、経済学への理解力を高めてくれるのです。
最近だと、ニュースをまとめたアプリや、新聞アプリなどスマホでも手軽にニュースを見聞きすることができます。
僕は日経電子版を登録していて、毎朝出社時に読むように心がけています。
アルバイト
これも上記と関係しますが、アルバイトをするのも大事なのかなと感じています。
個人のお金の流れを理解するのに最適な気がしています。
今月はどれくらい働くのか、それとも自由時間に充てるのか。その場合、自由時間で使う資金は十分に稼げるのか。貯金はどうする?
アルバイトを通してこうした思考を実体験できます。
これこそがミクロ経済学であり、経験に裏打ちされた知識ほど強いものはありません。
自分にとって効用最大化を図れる労働時間と賃金はどのようなものなのか、体験してみましょう!
iPad
このブログでは何度も強調していますが、経済学の勉強でiPadは必須です。
iPadはノートにも電子書籍にも、パソコン代りにもなり得ます。
これ1台で様々な作業をこなせるのです。
最初にみたように、経済学では数学が多数登場します。
すると、計算をする機会がかなり多くメモやノートが必須になります。
この時、iPadだけあればさっと計算ができて楽です。ノートのように嵩張らず、在学中であれば買い替えの必要も基本的にないと思います。
また、iPadに合わせてスタイラスペンも用意しておきましょう。
Apple Pencilでなくとも、3rd パーティ製で優秀なものが多数出ています。
個人的には、必要な機能が網羅されており、安価なStouchiのものを気に入っています。
黒色も展開されているのが、Apple Pencilと異なる良い点です。
もし余裕があればキーボードもおすすめです。
iPad一台でなんでもこなせるようになるため、PCを持ち運ぶ機会が激減すると思います。
まとめ
今回は、経済学部に入るにあたって必要なものや知識について紹介しました。
経済学は「お金の流れ」を理解する学問です。
数学からは切り離すことができず、ノートを使った学習が必要不可欠です。また、お金を理解するにもアルバイトなども経験も活きると思います。
今回紹介したものを参考にして、スタートダッシュを切って頂ければと思います。
大学生活、様々な経験をしつつ、楽しく経済学を学んでいただけると良いなと思います!
楽しいキャンパスライフを謳歌してください!!